全日本山岳写真協会とは

宮本 宏明 理事長

全日本山岳写真協会は、山岳写真を通じて
会員相互の親睦を深め、作品発表により山を
とりまく自然の素晴らしさを多くの人と共有
することを目的に活動しています。
里山から高山の稜線まで幅広い自然を撮影の
対象としており、純粋に山好きが高じて写真を
撮り始めた人、山岳写真に憧れて登山を始めた
人、定年後の楽しみとして写真を始めた人など
様々な会員がいます。
会員になることで、月例会や撮影会を通じて
お互いに刺激し合いながら写真を学んだり、
毎年開催する写真展に参加できることなど、
様々なメリットがあります。何よりも、価値
観が近く共通の話題を持つ仲間との交流が
広がることは純粋に楽しく、人生がより豊か
になることはいうまでもありません。
当協会に入会するには作品の審査があるため
敷居が高く感じられるかと思いますが、
「写真の楽しみ方は人それぞれ」ということで
多様性を尊重し、全会員が楽しく参加すること
を目指していますので、ぜひお気軽にチャレン
ジしていただきたいと思います。
これからも新しい仲間が増えることを心から
願っております。

活動内容

●例会
月1回、東京池袋のIKE・bizとしま産業振興プラザにて18時30分より開催しています。
事務連絡、月例コンテスト、写真の勉強会、会員の山行報告、写真機材メーカーによる製品紹介等を行っています。

●月例コンテスト
月例会にてカラーの部とモノクロの部を隔月で実施しています。
会員の互選により順位を付け、年間の累計点で年度賞を決定します。作品の講評は、会員の中から複数の「選考委員」が行います。年に2回はゲスト講師を招き、講評、講話をお願いしています。地方会員は作品郵送による参加が可能です。


ゲスト講師  
2017年 渡邊 博明 中西 俊明
2018年 秦 達夫
2019年 菊池 哲男 川隅 功
2020年 岩橋 宏倫
2022年 熊澤 正幸 秦 達夫
2023年 大石 高志 
中西 俊明
2024年 林 明輝 川井靖元 

●撮影会
会員の親睦と撮影技術の向上を目的に、年に2~3回実施しています。
ベテラン会員からのアドバイスや撮影スタイルなどを参考にする良い機会といえます。撮影会で撮影した作品によるミニコンテストも実施しています。

<近年の撮影会>
2017年:北横岳(1月), 栂池高原(6月), 乗鞍岳(10月)
2018年:蔵王(1月), 戦場ヶ原(6月), 奥森吉(10月)
2019年:八方尾根(3月
), 尾瀬(7月), 奥森吉(10月)
2021年:上高地(5月), 立山室堂(11月)
2022年:千畳敷(3月), 一の倉沢(10月)

2023年:秋田駒ヶ岳(7月), 尾瀬ヶ原(10月)
2024年:八方尾根(3月), 日光戦場ヶ原(11月)

●月報
月報を毎月発行しています。B5判カラー8ページで、例会のお知らせと報告、会員への連絡事項、月例コンテスト結果と講評、写真機材・技術の解説、撮影会報告、会員からの寄稿等を掲載しています。全国の会員同士をつなぐ役割を担っています。

●全日本山岳写真展
当協会最大のイベントで、1992年以降は毎年9月に主に池袋・東京芸術劇場の展示ギャラリーで開催しています。
(2011年展はヒルトピア アートスクエアで、2021年展は新国立美術館で開催しました。)
会員の部、公募の部、小中校生コーナー等合わせて展示作品数400点という規模は、山岳写真展としてはおそらく日本最大級と思われます。毎年見に来て下さる熱心なファンも多く、会期中は開場前から行列ができるほど好評を博しています。
また、入賞作品(会員・公募)には主催者・後援・協賛各団体から表彰状や豪華な賞品が授与されます。

●写真集「山稜」
毎年、全日本山岳写真展の作品を収録した写真集を出版しています。

上記の様々なイベントや写真集の制作等は全て会員のボランティアによって成り立っていることが当協会の特色であり、私たちの誇りでもあります。
積極的に会の運営に参加することで、自分の意見を反映させるチャンスが生まれ、充実した時間を過ごすことができます。

月例会を見学しませんか

沿革

全日本山岳写真協会は、山岳および自然に関する写真を通して会員相互の親睦と写真表現技術の向上を図り、もって写真文化の普及発展の一翼を担うべく設立されたプロ・アマ合同の全国組織の団体です。

1947年、塚本閤治(故人、初代会長)、小合正勝(故人、元相談役)、等により創立。創立後、川崎吉蔵(故人、元山と溪谷社社長)を加え、当時の山岳写真界のリーダー的性格を明確にしました。その後、名称を日本山岳写真協会とし、1977年に全日本山岳写真協会と改称しました。

写真展は創立と同時1947年に第1回山岳写真展を桜田会館で開催。翌年第2回展を東京山岳写真同人と合同で開催しました。その後会場は日本橋白木屋、小西六ギャラリー、京王百貨店、小田急グランドギャラリー等と移りながら実績を重ねてきました。1964年度展より全国の山岳写真愛好家に呼びかけて公募部門を設けるとともに、名称も「全日本山岳写真展」と改称しました。ここにプロ・アマ不問の全国規模の写真展となり、日本を代表する山岳写真展となりました。
1991年度展は池袋サンシャインシティで開催、創立45周年を迎えた1992年には山と溪谷社より写真集「山稜の四季」を発刊。以降、東京芸術劇場で開催。2011年度展は東京芸術劇場改装のためヒルトピアアートスクエアで開催。創立65周年を迎えた2012年度以降は、東京芸術劇場に戻って開催してきました。2020年度展はコロナ禍の影響を受け中止を余儀なくされましたが、2021年度展は新国立美術館での開催で復活しました。創立75周年を迎えた2022年度展は東京芸術劇場に戻って現在に至っています。

現在、約300名の会員を擁しています。

事務局アクセス

事務局 営業時間  月~金 11:00~16:00  
          土日祝日は休み

全日本山岳写真協会
〒130-0026 東京都墨田区
両国 2-2-14 三木ビル 202
☎ 03-3634-8030
メールアドレス

apj.office@alpinephotojapan.com
URL: https://AlpinePhotoJapan.com/

理事・幹事

理事長  宮本 宏明
事務局長 大野 崇

副理事長 柏木 晶子
財務理事 浅井 敬子、新藤 美恵子、
理事   岩田 伸一、関谷 智彦、高橋 聡、高橋 正美、田中 久顕、塚本 克博

     能登 正俊、村田 富美子柳川 啓子
監事   清水 基夫、髙山 明美
幹事   Berndt Bohman、青木 貴子、荒木 優一郎
浮須 五郎大貫 剛史、
     小木曽 光利、小池 滋、篠田 幸博、清水 宏悦、杉山 修、千村 信、
     野原 俊之、藤岡 信孝、福島 公一
     

後援・協賛 (写真展)

協力:東京都写真美術館
後援:環境省、文化庁、林野庁、東京都、朝日新聞社、全日本写真連盟、東京都山岳連盟
協賛:富士フイルムイメージングシステムズ、キヤノンマーケティングジャパン、ハクバ写真産業、

   カメラのキタムラ、堀内カラー、山と溪谷社、山岳雑誌「岳人」、アドワー
   モンベル、AUTHENTIC JAPAN、レオフォトジャパン、写真の教室・調布
    (順不同)
(2023年度 実績)